学習方略の原則029:ギャンブラーの誤謬

皆さんは「ギャンブラーの誤謬」という言葉を聞いたことがありますか?

「誤謬」とは、間違い・誤りのことです。

では、ギャンブルする人はどんな間違い・誤りを犯すのでしょうか?

ギャンブルで負けると悔しくなり、次こそは! と思ってしまい、結果としてどんどん失敗を重ねその思いが強くなってしまうという誤りです。次勝てるかどうかなんて分からないのに、です。

勉強でも同じことが言えます。

成績が悪かったら当然次こそ良い成績を取ろうと思ってしまいます。そう思うことはいいのですが、それにしっかりと学習行動が伴うかどうかが重要になっていきます。

つまり、勉強はたんたんと計画的に進めていくことが大切ということです。勉強は何をすれば良いかが比較的明確なので、それに対して学習行動が伴っていればいいのです。

とはいっても、やはり勉強も実質ギャンブルと似たような部分もあります。投資に対するリターンがあるかどうかが分からないところです。つまり、努力が報われない場合がふつうにあるということです。しかし、そうだからといって努力をしないは間違っていますが……悩ましいところです。それでも勉強しないという選択肢はありません。

これはよく言われていることなのですが、

努力は報われるとは限らないが、成功者はみな努力している

という名言があります。

報われるためには、絶対にやり続ける努力が必要ということなのです。

ここで、学習方略の原則029:ギャンブラーの誤謬の話は終わりです。次回をお楽しみに!