学習方略の原則011:学習が上手くいかない時の「内的要因」・「外的要因」について①

こんにちは。大学受験現代文・小論文・AO推薦入試対策指導、根岸です。

日々の学習がうまく進まないとお嘆きの受験生に、その原因分析の視点を教えてあげましょう!

学習が上手くいかない時には、「内的要因」と「外的要因」を考えることが重要です!

まず、「内的要因」についてお話します。「内的要因」とは、自身の行動や意欲の面のことです。

誰もが勉強のやる気がない日などはあると思います。学習が上手くいかない時には勉強に対する自身の学習行動を見直すことが非常に大切になります。

学習が上手くいってないときは自身の学習行動が上手くいっていないことが多いのです。

例えば、勉強をするときの姿勢、座り方などの自分の体のあり方などです。

椅子を机に近づけ、深く腰掛けるだけで背筋が自然に伸びます。それだけでもかなり勉強の効率が変わってきます!

また勉強のやり方の中で、自分では良いと思っているけれども、学習効果がないものがあります。

典型的な3つの例があります。1つ目はラインマーカーで重要な部分に線を引くことです。

あなたはラインマーカーを引いただけで覚えられますか? そんなの無理ですよね。それは時間の無駄。ラインマーカーを引いている時間があったら書いて覚えたほうがましです。

2つ目はまとめノート作りです。

授業で扱うテキストやプリントを見たほうがよい(プロがまとめたのだから高品質に決まっています!)し、時間ばかりかかってしまいます。本当に時間がもったいないです。

3つ目は、周りがやっているからといって流されて自分のレベルに合ってない参考書に取り組むことです(たとえば英語の場合、基礎学習者が文法4択の参考書を解くなど)。これはこれまでも散々お話ししてきた通りです。

また、ここに挙げたような自分の勉強方法に対するアドバイスをもらったときに自分の勉強方法に固執せず、それを変えることができるかどうかも非常に重要になります!

ぜひ、学習が上手くいっていないときには、「内的要因」を意識して考えてみましょう。

「内的要因」のお話はここまでです。次回は「外的要因」についてお話しします。お楽しみに!