大学受験現代文の指導をしていると、よくこんな質問を受けます。
現代文ってどんなふうに勉強したらいいんですか?
そうですよね。現代文ほど勉強法のイメージが浮かばない科目は他にないでしょう。
本blogではそのあたりの疑問にも答えたいと考えています。
で、今回は総論として現代文の勉強法の全体像を説明します。
現代文で勉強することは何か?
現代文の勉強法として考えておくことは大きくふたつ。
① 何を勉強するか
② どのように勉強するか
このうち①は簡単なんですよ。
「語彙知識」「背景知識」「文法規則」「読解法」「解答法」です。
逆に言えばこれ以外何があるというのでしょうか。そしてこれらは授業を通して”知る”ことができます。
そう、”知る”だけならね。
問題はそれをどのようにして”定着させる”か、です。
②の「どのように勉強するか」の重要性がここにあります。
現代文をどのように勉強するか
いろいろとポイントがありますが、細かい話はさておきいちばん基本かつ重要なことを挙げておきます。
それは……
“授業の再現”です!
「復習が大事!」とはよく言われますが、現代文においては何をもって「復習」できたことになるのか。それは「その授業を受けていない人に授業のダイジェスト版を伝えられる」状態になることです。
もちろん「丸暗記」はできませんが、自分なりの言葉で授業の内容を説明できるくらいまで理解できれば、その内容が身についていると言えます。
私はよく「ぬいぐるみやポスターに話しかけろ」と言うのですが(側から見たらただの気持ち悪い人でしょうが)、そんなふうに「誰かに教える」レベルまで復習できていれば確実に大丈夫ですよ。
私は20年以上こんな話をし続けてきて、それなりに生徒の成績も上がってますので、ここはひとつ騙されたと思ってやってみていただきたく思っております。
いちおう参考までに。同じようなことを話してる人がいますのでリンク貼っておきますね。
数多の現代文勉強法動画がありますが、まともなことを言ってるのはここだけだと思っていいと思います。
それでまた次回。
根岸大輔