学習方略の原則005:参考書のレベルとその取り組み

こんにちは。根岸です。

前回学習方略の原則004では参考書の選び方について紹介しました。今回は、少し前回と被る部分がありますが、参考書のレベルとその取り組み方についてお話します!

まず、「この問題集をやったから成績が上がった」という考え方は的確とは言えません。

成績が上がるというのは複合要因です。

1つの参考書をやっただけで上がるということはあり得ません。

また、成績というのは一直線に上がるものではありません。

テストではたまたま上がったり下がったりするという波があります。

しかしながら、やはり「この参考書・問題集をやったから成績が上がった!」という実感を持つ人もいることでしょう。

もしそういう実感を得られたとしたら、それは自分のレベルにあった参考書にしっかり取り組めたからなのです。

前回の原則004でもお話した通り「できるもの:できないもの=7:3」の参考書に対し、自分がどのくらいしっかりとした取り組みができるかどうかが非常に重要になります!

では、ここでいう参考書に対するしっかりとした取り組みとはどういうとことなのでしょうか?

皆さんは、

  1. 問題を解く
  2. ○×をつける
  3. 解答解説を読む
  4. できるようになるまで復習する
  5. 満足する

ことだけで終わらせていませんか?これだけでは効果的な学習とは言えません。

しっかり取り組むとは③を終わらせたあとに、なぜその問題を間違えたのか、何が分かっていないのかを自分で明確にするという作業を忘れてはならないのです。

例えば、英文法の参考書の場合、間違えた問題に対し解説を読むだけでなく、”なぜ間違えたのか””何が分かっていないのか”を明確にし、総合英語の参考書に戻って分からなかった項目を復習するという作業が大切になります。

このやり方で参考書に取り組むと、特に英語や数学で効果が顕著に現れやすいです。

せっかく自分に合った参考書を見つけたならば、正しい勉強方法で取り組まなければもったいない!ぜひ、今回紹介した勉強方法を試してみてくださいね。

今回の学習方略の原則005:参考書のレベルと取り組む方のお話はここでおしまいです。次回をお楽しみに!