新・ねぎちゃん養成講座

学習指導者スキルトレーニングプログラム チーフインストラクター 根岸 大輔のBlog

指導を通して伝えたいこと。

Posted on 2014年6月27日 in 未分類

塾・予備校で国語・現代文を教える仕事をしていますが、生徒たちに何を伝えたらいいのか、いろいろ考えます。

その試行錯誤の中で、いつも「軸」として意識するもの。それが三つあります。

1 学習内容

これが大切なのは当然ですね。テキストに掲載されている文章、設問を使って、読解の視点の構築、解答技術の具体化を図ります。まあここが講師としての「腕」の評価の基本でしょう。

2 学習方法

国語・現代文ではここがすごく大切です。なんとなく文章を読んで、なんとなく問題を解いて、なんとなく答え合わせをして、はい勉強おしまい。これじゃいつまでたっても読解力も解答技術も身につきません。

学習を始める前にやらなければならないことは?

文章を読む時にどのようにするべきか?

設問に答える時の作業は?

答え合わせのしかたは?

解答・解説をどのように活用するか?

一通りの学習が終わったら何をするべきか?

などなど、一つの問題に取り組むときにも、これだけチェックポイントがあります。ここの取り組み方をきちんと伝えることで、家庭学習の効率は飛躍的に上昇します。授業では僕に促されて自然とそういう取り組みができるでしょうが、それが家庭学習の場面でもできるかどうか。ここに関わるのはなかなか難しいですが、生徒たちに影響を与えていきたいところです。

3 学習観

ここもとても大きい要素です。「勉強」に対して、生徒一人ひとり異なるイメージを持っています。それが一律に統一される必要はないと思いますが、明らかに誤った学習観を持っているならば、それは修正しなければなりません。

「国語ってセンスでしょ。勉強してもムダ」

「とにかくたくさん問題解けばいいんだ」

「読書すればできるようになる」

誤った学習観の代表はこのあたりでしょうか。こういう思い込みを解きほぐしていって、より効果的な学習観を生徒の中に構築する。これは難しいですよ。だって、人の「価値観」を変える作業ですから。特に学年が上がれば上がるほど大変です。そしてそれより大変なのが、生徒の保護者の学習観にアプローチすること。小学生だと家庭学習では親が横についていろいろ口出しするケースもあります。この影響は大きいですよ。親の学習観を変えるだけで成績が上がるなんてこともあるくらいです。

この三本柱を軸に、生徒を指導していきます。どれかに偏ることなく、バランスをとりながら。なかなか難しいですし、だからこそ考えて工夫するのがおもしろい。あれこれやってます。

がんばりました。

Posted on 2014年6月23日 in 未分類

いろいろあって、こちらのBlogを一時閉鎖していました。

起こっていた問題がクリアされて、Blogを再開できることとなりました。

ねぎちゃん公式ホームページともども、よろしくお付き合いください。

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